痛みの原因は?
もともとからだのほとんどは左右対称のつくりになっています。しかし何かの原因(例えば、長時間の同一の姿勢・転倒、交通事故・極度の緊張・ストレス・薬の副作用)でからだが歪むとこの左右のバランスが崩れてしまいます。
そして、内臓や自律神経の不調を訴えたり、筋肉に力が入りっぱなしで、からだが緊張しっぱなしということになります。それが神経を刺激すると痛いと感じてしまいます。
ひとは全て脳がコントロールしてますので、痛みはこれ以上からだを動かしてはダメという脳からの信号です。
◆下記のような生活習慣が体のバランスを崩す原因となります。
足を組んでいる | 毎日同じ向きで寝ている | 横座りをしている |
手枕をしている | 長時間同じ姿勢でいる | 睡眠時間が短い |
どうすれば改善するか
一言でいうと、からだの緊張が上手にコントロールできるように脳に反応させるのです。
脳には外部からの刺激に対して、からだを守ることを常に行なってます。その刺激が「安全」と感じればからだをゆるめます。逆に「危険」な刺激と感じればからだを緊張させます。
そして、呼吸にも大切な働きがあって、息を吸うときは筋肉が緊張し、息を吐くときは筋肉はゆるみます。
したがって、呼吸に合わせてからだにやさしい刺激を与えてあげることによって、からだはゆるみ、各部の可動範囲を広げてあげることができます。痛みを取るためには、今までの「これ以上動かしてはダメ」という脳からの命令を出ないようにすればいいのです。
からだの緊張をとって、可動範囲を広げられれば、この命令を出す必要がなくなるということです。