椎間板ヘルニアでお困りの方へ
こちらには「椎間板ヘルニア」と診断された方がたくさん来院されます。数か月も会社を休まれていたり、ご家族の方に支えられながら来られる方もいます。
「まさか自分がなるとは思っていなかった」「この痛みがいつまで続くのだろうか?」と不安になることと思います。椎間板ヘルニアの正しい知識を身に付けて、対処法を考えていきましょう。
- ・腰痛の原因となった生活習慣を変えること
- ・不調者さんがきちんと現状を受け入れること
- ・施術に専念すること
これらによって、症状が改善されていくケースがとても多いです。毎日の生活の中でほんの少しの工夫によって、ヘルニアの痛みやしびれを抑えられ、多くの方がヘルニアになる前の普通の生活を送られることが出来ております。
椎間板ヘルニアとは
椎間板とは、骨と骨の間に衝撃を緩衝する、繊維質で出来た骨より少し柔らかいクッション材のことを呼びます。無理な姿勢や動作の為、そのクッション材が疲労したり傷付いたりして線維輪が圧力に耐えられなくなり、その後部が破け髄核が飛び出して神経を圧迫・刺激するものです。
自然形体療法的な椎間板ヘルニアの原因は
- ・椎間部分がずれている
- ・からだに歪みがあり、日頃から腰背部に負担がかかっている
- ・疲労やストレスで、自律神経の働きが悪くなっているところに、不用意な動きや
- 無理な動きがあり、椎間板が飛び出る
- ・歪みが進み、運動不足による腰部の脆弱化、もしくはゴルフ、野球などの腰部の
- 酷使が続く
以上の原因などから脱出した椎間板が神経を圧迫し、圧迫した神経は下肢等につながる神経なので、しびれ等の症状が発生する。
腰椎椎間板ヘルニアのよくある症状
- ・腰の痛み
- ・おしり、太腿後ろ側、ふくらはぎ、かかとの痛みやしびれ
- ・長く立っていられない、イスもつらく横になっているのが楽
- ・自然とからだが傾く
- ・首を動かすと腕がしびれる、指がしびれる
椎間板ヘルニアの一般的な治療
保存療法は・・・
痛みを軽くする為に消炎鎮痛剤が処方されます。特に痛みがひどい場合は「ブロック注射」が行われます。
他には、機械による牽引治療・EMS・低周波の電気治療・温熱療法(ホットパック)・補そう具療法(コルセット)などがあります。
手術をする場合・・・
下肢の重度の神経障害がある場合や、直腸・膀胱障害が現れた時に行います。
ヘルニアは結果であって、原因ではありませんので、これらのような手術は現れた症状を抑えるのみです。
根本的に改善し再発を防ぐには、腰に負担をかける生活習慣や痛みの原因となっているからだの歪みや捻じれを改善する必要があります。
日常生活の中で、腰や背骨に負担がかかる「無理な姿勢」を取ることが少なくありません。
その「無理な姿勢」が続くと、からだに負担がかかり、筋肉の緊張は続きます。そして筋肉は疲労で働きが悪くなり骨格へと影響が出始め、からだのバランスが徐々に狂い、その結果、痛みやしびれが発生してしまうのです。
自然形体療法での施術方法
こちらでは「ゆらゆら」させながらおこなう気持のよい手法です。
- ・背骨と骨盤の歪みを取ります。
- ・腰の緊張を取ります。
- ・ヘルニアと思われる個所の椎間板をゆっくりと広げていきます。
- ・直截的な痛みの原因と思われる、椎間部の変形の修正とその周辺の歪みを改善。
- ・全身の体幹を整え、再発しにくい状態をつくる。
ベットに横になれない人は座った状態とか、楽な姿勢で施術をします。
知ってもらいたいこと
- ・痛みは更なる姿勢の悪化を招きます。
- ・症状が減ると安心感が生まれ、更なる改善にとてもプラスになります。
全身施術は・・・
- ・原因が痛みの場所以外にあることがあります。
- ・痛くて我慢していると、からだ中に悪影響が出ます。
- ・自律神経に働きかけやすく、再発しない状態が作りやすい。
その他の腰痛の特徴
- ・ぎっくり腰
- 原因・・・重たいものを持ったり、咳・くしゃみなどで腰椎の捻挫・椎間間接の捻挫をおこし痛みが発生します。
症状・・・突然の腰の痛み - ・脊椎分離症
- 原因・・・脊椎の一部が骨折(疲労骨折)してしまう。
症状・・・腰が重いなど - ・すべり症
- 原因・・・脊椎が前後にすれてしまい、ずれた椎体が神経を圧迫し痛みやしびれが出る。
症状・・・腰痛、坐骨神経痛 - ・脊柱管狭窄症
- 原因・・・椎間板へのストレスや疲労によって、馬尾神経が通っている脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することにより痛みが出る。
症状・・・歩く時に下肢に痛みやしびれが出て、歩けなくなる。その場でしばらく休むと症状は改善し、歩きだすと再び発生する。